亀岡市馬路町の時塚遺跡の発掘調査をしている府埋蔵文化財調査研究センターは24日、方形周溝墓から石器や土器を大量に出土したと発表しました。
 同センターは、国営ほ場整備事業に伴って調査を実施してきたもので、弥生時代の方形周溝墓11基、古墳時代後期の円墳1基、奈良から平安時代の掘立柱建物跡14棟を確認しました。出土した物のなかに農業や戦闘用など多彩な用途の石器が含まれており、同センターは「この遺跡の集落が当時(弥生時代中期後半)の丹波地方で最大級の大規模集落であったと推測される」としています。
 現地説明会が27日午前11時から行われます。問い合わせは同センター現地担当者携帯電話090・2063・8569へ。