第51回京都母親大会が25日、京都市伏見区で開かれ、府内各地から900人を超える女性たちが参加しました。秋の国会にむけて教育基本法や憲法改悪反対の運動を強めることを盛り込んだ大会アピールを確認しました。
 開会あいさつで中尾牧会長は、4月の府知事選挙で候補者として健闘した衣笠洋子事務局長を先頭に奮闘したことをたたえ、女性知事は実現しなかったが、掲げた要求はどれも正当だったとし、憲法や教育基本法の改悪反対運動に触れ、「平和の危機。多くの人と手を取り合い憲法を守り生かす道を歩み続けよう」と呼びかけました。
 「日本国憲法で、平和、いのち、くらしを守ろう」と題して、労働者教育協会理事で勤労社通信大学講師の大高保明氏が記念講演し、米国と財界、自民党らの改憲策動のねらいを指摘すると同時に、「憲法がこれほど国民に読まれ、その意義が問い直されているときはこれまではなく、今、民主主義的成長の機会。対話の名人である女性たちが運動を盛り上げてほしい」と激励しました。
 性教育や憲法、医療・福祉、安全な食など9つの分科会が行われました。
 日本共産党の成宮まりこ参院京都選挙区候補も参加しました。