日本共産党京都府委員会は22日、中京区の烏丸御池交差点で「緊急国会報告街頭演説会」を行い、こくた恵二衆院国会対策委員長と成宮まり子参院京都選挙区候補が訴えました。渡辺和俊府委員長が司会を務めました。
 こくた氏は、日本銀行の福井総裁が村上ファンドに1千万円を投資して1473万円の利益を得ていた問題を取り上げ、国民にはゼロ金利を押し付けておきながら、自らは投資で大儲けする不当な手法を批判し、「福井氏の辞任を要求する」と訴えました。
 また、民主党の松井幸治参院議員が村上世彰容疑者から500万円の政治献金を受けていたほか、村上ファンド関連企業から秘書給与の肩代わり153万円、松井氏自身も162万円の給与を受け取っていた問題を指摘。「道義的責任はまぬがれない。民主党と松井議員は自ら全容を明らかにする必要があるのではないか」とのべました。
 ライブドア事件や村上ファンド問題の背景に小泉「構造改革」の規制緩和政策があると指摘し、日本を弱肉強食、格差社会にする自民党政治を批判。これと対決する日本共産党の役割を強調し、「共産党の議席を増やし、政治転換を」と呼びかけました。
 成宮さんは、継続審議となった改憲手続き法案や教育基本法改悪の強行を許さず国民の立場で反対運動を広げる先頭にたつことを決意。「日本共産党を大きくすることが、政治を変える確かな力になる」と来年4月のいっせい地方選挙、7月の参院選挙での支持を訴えました。