出直し南丹市長選挙(23日告示、30日投開票)について、労組や民主団体、日本共産党など11団体と個人が参加する「みんなの南丹市政をつくる会」は6日、声明を発表しましたので、紹介します。


 買収、利権のない清潔な市政、市民の声と願いが届く市政実現へ力をあわせましょう
 井尻勇助氏の市長選挙擁立にあたって

                         2006年4月6日 みんなの南丹市政をつくる会
 市民のみなさん
 3月22日、市長辞職という事態になり、多くの市民の中に憤りと不安がつのっています。こうしたもとで、4月23日告示、30日投票の市長選挙が迫ってきています。「みんなの南丹市政をつくる会」は、来る市長選挙に井尻勇助氏を擁立することを決めました。
 井尻勇助氏は、かつて1999年4月の園部町長選挙に立候補し、清潔な町政への転換を求めて善戦健闘した実績があります。
 今度の市長選挙は、新旧自民党勢力の激しい権力争いがくりひろげられる中、金で選挙を買う前代未聞の買収選挙の摘発に端を発しています。これまでからこの地域では、公金不明の長生園事件、船井衛管の公金横領事件、障害者が働く作業所への補助金打ち切りや、自ら経営する農場に同和対策事業で5億円もの国補助金を出させるなどの利権まがいの事件が起きています。選挙で問われる最大のものは、買収、利権のない清潔な市政を築いていくことにあります。井尻勇助氏とともに、清潔な市政を求める市民の共同、連帯を広げて、きれいな市役所をつくっていこうではありませんか。
 今、小泉政治のもと、「勝ち組」「負け組」「下流社会」なとといった言葉が横行し、格差の広がりが大きな問題になっています。競争が何よりも優先し、弱肉強食の殺伐とした社会の進行に、「このままでいいのか」の思いが広がっています。とりわけ、子どもたちやお年寄り、障害者など社会的弱者にそのしわ寄せが及んでいます。
 地方自治体、市役所の仕事は、住民の安全、健康、福祉を維持し支えていくことにあります。新しく発足した南丹市が、市民の安全、くらしと福祉、経営をしっかり支えて行き届いたサービスを提供していく市政であることが求められます。
 井尻勇助氏とともに、保護者の経済力で子どもの進路が決まる、こんなことのない子どもを大切にする南丹市。現役世代と高齢者の対立をあおって負担を強い、お年寄りに耐えがたい苦労をかける今のありかたを改め、老いても生き生き暮らせる南丹市。これまで市域の経済を担ってきた農林業、人々の日常生活を支えてきた商店街、地域雇用に貢献してきた中小商工業をしっかり支えていく南丹市をつくっていこうではありませんか。
 市民のみなさん
 いま、府政をめぐる政治戦がたたかわれています。「みんなの南丹市政をつくる会」は、清潔な市政を応援する府民本位の民主府政実現に全力をあげるとともに、今度の市長選挙に際して、次の4つの市政目標を掲げて取り組んでいきます。みなさんのご支援を心からお願いします。
 ①買収、利権のない清潔な透明度100%の市政実現
 ②子育て京都一の市政、若者が安心して住みつづけられる市政実現
 ③お年寄りの生きがいと暮らしを応援する市政、市民の暮らし、福祉第一の市政実現
 ④農林業、中小商工業を支援し、地域経済の主役として振興をはかる市政実現