大飯原発動かすな 若狭湾の関西電力・大飯原発3、4号機の再稼働を阻止しようと、大学生らが呼びかけた緊急デモ行進が22日、京都市内で行われ、雨の中120人が参加。「大飯原発動かすな」とアピールしました。「原発ゼロアクションin KYOTO」実行委員会が主催したもの。
 デモは、ツイッターなどのソーシャルネットワークサービスで1週間で呼びかけられたもの。参加者は「再稼働やめて」「京都も地元や」などのプラカードを持ち寄って集まり、京都市役所前から円山公園まで行進しました。
 行進前の集会で、福井県出身という大学生(22)が発言。「県民として、原発ゼロにしたいという気持ちはみなさんと同じ。でも、原発が動かないと仕事のない県民がいることも知ってほしい。そのうえで県民のことを考えない政府は許せない」と訴えました。
 今春入学したばかりという大学1回生の女性は、出身地の群馬県にも放射能による農作物の被害が及んでいるとのべ、「原発から生まれるお金よりも命の方が大事。原発再稼働はやめてほしい」と話しました。