市政報告・予算要求懇談会 日本共産党市議団(山中渡団長、15人)は24日、京都市中京区の市職員会館「かもがわ」で、市政報告・予算要求懇談会を開き、約70人が参加しました。
 山中団長は、「市長選挙では、かつてなく幅広い層と共同が広がり、相手陣営を追い込みました。今回市が発表した予算は、公契約基本条例は予算もつけないなど、数多くの点で市民の願いを裏切るものになっています。市民の願いを実現するため、新たな運動とたたかいを広げましょう」とあいさつしました。
 倉林明子幹事長が、17日発表された2012年度京都市予算案の問題点について、「市長が市長選で掲げた公約の看板に偽りあり 構造改革推進の京都市予算」と題して報告しました。
 門川市長が公約で掲げた「国民健康保険料、介護保険料の負担軽減」は、介護保険料を値上げして国保料は料率据え置きのまま、▽「公契約基本条例」は検討のための予算もつけない▽「脱原発」は「脱原発依存」のままで再稼働を否定しない▽リニア中央新幹線誘致・地下京都駅建設で2200億円ものムダ遣い─など市民の願いを裏切っていることを紹介し、「みなさんの意見や要求をたくさん出していただきたい。市民の要求で市長を追い込み、実現していくたたかいを広げましょう」と訴えました。
 参加者から「子どもの医療費助成制度は、通院無料化に拡充してほしい」「障害者支援の予算を確保してほしい」「地元の中小業者を中心に西陣など伝統産業の支援をすべき」などの意見が出され、各議員がこれに答えました。