各層の主張・提言「原発ゼロ」へ
(29)原発ゼロへ 「原発ゼロ亀岡の会」会長 塩見雅正さん
「死の灰」をなくそう
「原発銀座」と呼ばれる福井県から60キロしか離れていない亀岡から「原発ゼロ」の声を上げていこうと、東日本大震災から半年の9月11日にこの会を結成しました。私たちの呼びかけに、亀岡市教育委員会の元委員長や前自治会長など70人以上が応えてくれています。
私は、1954年のビキニ水爆実験のとき以来、宗教者の立場からずっと核兵器反対・廃絶を訴えてきました。原発が「死の灰」を生み、コントロールのできないものだと明らかになった今、原発をなくすたたかいに参加しようと決意しました。
核兵器廃絶の運動に参加したのは、核兵器が「死の灰」という毒までまき散らし、人の命を断ち切り、人類を滅ぼす最悪の兵器だからです。核兵器の使用を防ぎ、廃絶させる取り組みをしました。亀岡市では、戦争できない仕組みをつくろうと世界連邦・非核平和都市宣言を1955年、大槻嘉男初代亀岡市長のときに日本で二番目に実現しました。
平和運動の本源は、国境、民族、宗教の壁を超えて人の命の奪われない平和世界を目指すもので、原発をなくすことにも通じます。広島・長崎の被爆、静岡県焼津の「死の灰」、そして福島で四度の放射能を浴びる経験を日本人はしました。今こそ日本で本腰を入れて原発をなくす運動に取り組むべきです。
亀岡には「死の灰」をまき散らす核兵器廃絶のたたかいの市民運動の歴史と伝統があります。原発を廃絶するたたかいに生かし、世論を大きく広げていくことが大切です。(「週刊しんぶん京都民報」2011年10月2日付掲載)
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