雇用と営業、生活の危機を府民連帯の力で突破しようと、「仕事と地域に春を呼ぶ3・29府民のつどい」(同実行委員会)が29日、京都市下京区の梅小路公園で開かれ、5000人が参加しました。
 実行委員長の岩橋祐治京都総評議長が、「戦後最大の不況が直撃するもと、労働者と国民の力強い反撃が始まっています。麻生内閣も財界も打開策を持ち得ない中、府民各界各層との共同を大いに進め、私たちの運動の力で仕事と地域に春を呼ぼう」と訴え。
 府内各地での運動やたたかいが報告されました。昨年自動車部品メーカーを解雇された上栫浩二さんは、「政治を変えない限り労働者の苦しみは解決しない。労働者派遣法を99年以前に戻すべき」と発言。京都市職労の南博之書記次長は、1月から計4回開いたホームレス、失業者支援の炊き出し・相談会にのべ355人が訪れたことを報告し、今後の支援拠点づくりの必要性を強調しました。丹後地域で高校定員問題に取り組んだ奥丹教組の橋本まり子書記長は、「16人が定員以上合格し、2次募集もあり、丹後の中学3年生で進路が決まらない生徒はゼロ。運動の成果」と報告しました。
 京都で反貧困ネットワークの立ち上げを準備している舟木浩弁護士、元中京西部医師会会長の岡田楯彦さん、日本共産党のこくた恵二衆院議員が連帯あいさつしました。また、社会風刺コント集団「ザ・ニュースペーパー」のステージがありました。
 最後に参加者全員で「まもれ!くらし」「まもれ!雇用営業」と書かれたプラスターを掲げてアピール。終了後、3コースに分かれてデモ行進しました。