私学助成の増額を訴える「京都私学フェスティバル2008」(実行委員会主催)が9日、京都市上京区で行なわれ、高校生が、京都選出の国会議員に直接、私学助成の増額の要望を伝えるシンポジウムが行なわれました。
 出席した国会議員は、日本共産党のこくた恵二衆院議員・国対委員長、民主党の前原誠司衆院議員、福山哲郎参院議員の3氏。
 高校生らは、○日本の私学への公費負担が、ヨーロッパ諸国と比較して少ないこと○京都の高校生の4割が通う私学への助成金単価が、京都府では国の基準を下回っていることなど、学費の現状を報告。自分の学費にあてるため、夜にアルバイトをしている友達がいることを紹介し、「経済的理由で、学校に通えなくなることのないよう、誰でも平等に教育が受けられる社会にしたい。私たちが立ち上がらないと社会も変わらない」と訴えました。
 こくた氏は、「教育を受けることは、基本的人権の1つであり、経済的理由でその権利が妨げられることがあってはならない。公的資金を経常経費の半分まで投入するとした私学助成の元々の約束を国は、果たすべきだ」と話し、日本の教育費の増額にむけ、奮闘する決意を述べました。