民主党の前原誠司衆院議員の国政報告会が27日夜、京都市左京区の岡崎中学校で開かれ、参加者から、自民党に接近する前原氏に、「情けない思い。軽い。自民党に入ることだけはやめてほしい」との苦言が出ました。
 前原氏が約1時間にわたり国政報告をしたあと、参加者からの質疑応答で「天王町に住んでいる。前原さんをずっと応援してきた」という60代の男性が述べたもの。
 この男性は「週刊誌(「週刊朝日」7月4日号)を読んだ。前原さんが小泉(純一郎)さん、小池(百合子)さんと会食したと書いてあった。たばこ議連では中川(秀直)さんの隣に顔を出していた。のこのこ出かけていかないでもらいたい」と強い口調で注文しました。
 前原氏は「不愉快に思った人に、率直におわびしたい。自民党に手を貸すことで、民主党が割れることは慎まなければならない」などと述べるにとどまりました。
 なお、「週刊朝日」7月4日号の記事は、「永田町深層レポート 前原誠司が民主党を滅ぼす」とのタイトルで、「同氏の最近の行動に対する深刻な危機感が民主党を覆っている」などとして、同氏の自民党への接近をレポートしたもの。