祇園祭

祇園祭終わる 疫神社で夏越祭

2008年7月31日

疫神社夏越祭の大芽輪くぐり 京都市東山区の八坂神社内にある疫神社で31日、「疫神社夏越祭」(えきじんじゃなごしさい)が行われ、1日の吉符入(きっぷいり)から1カ月間続いた祇園祭が終わりました。
 同神社の鳥居に設けられた大芽輪(おおちのわ)をくぐり、今年1年の無病息災を願おうと山鉾連合会、神輿会、万灯会、婦人会などの関係者や市民ら約400人が集まりました。
 八坂神社の森壽勇宮司(61)は、「今年の祇園祭は猛暑の中での奉仕となりましたが、みなさまの協力で無事に祇園祭を終えられたことを感謝します。久世駒形稚児は立派に神輿を先導し、稚児と禿(かむろ)は協力しあって無事役目を終えました。お疲れ様でした」とのべました。

還幸祭祝う狂言奉納 八坂神社

2008年7月25日

狂言奉納 茂山忠三郎社中は25日、京都市東山区の八坂神社内の舞殿で還幸祭(24日)で神さまが無事八坂神社へ還ってきたことを祝う「狂言奉納」を行いました。三世忠三郎氏の代から100年以上、毎年7月25日に行われているもの。
 舞殿前には弟子やファン、外国人観光客など多くの人が集まり、越後と佐渡の百姓が佐渡に狐がいるかどうかで争う「佐渡狐」や大名と蚊の精が相撲をとる「蚊相撲」などの演目に見入りました。
 3年前に立ち上げられた「若草こども狂言」(奈良県)に参加する子どもたちは、師事している四世忠三郎さんの長男良暢氏(25)らの舞台を見て勉強しようと集まりました。姉弟で狂言を習っている平野きひろちゃん(10)、貴裕くんは、「“蚊相撲”は面白かった。先生(良暢さん)の雰囲気がいつもと違う」(きひろちゃん)と話していました。

花傘巡行 女性、子どもが主役の祇園祭

2008年7月24日

花傘巡行 祇園祭の「後の祭」である花傘巡行が24日、祇園石段下(京都市東山区)と京都市役所(京都市中京区)間を往復しました。
 子ども神輿や開智童心太鼓に先導され、花傘をかぶり緋袴や紫袴をはいた女性、芸舞妓など約840人が練り歩きました。
 四条通や河原町通の沿道には朝早くからマスコミやアマチュアカメラマン、巡行参加者の家族らがカメラを構えてズラリと並びました。
 花傘巡行の山車は簡素で山鉾の古い形態を再現したもの。17日の山鉾巡行は女人禁制ですが、花傘巡行は女性と子どもが主役です。 開智童心太鼓を叩いた平井夏香ちゃん(小6)、彩音ちゃん(小4)は、この日のために07年4月から毎月2回太鼓の練習をしてきました。母親の尚美さんは、「子どもたちは、当日に参加するだけでなく祇園祭について調べたりしているので、勉強になって良いと思いました」と語りました。

【動画】山鉾巡行「辻回し」

2008年7月18日

 祇園祭の山鉾巡行が17日行われ、絢爛豪華な懸装品をまとった山鉾32基が河原町通や御池通など京都市内中心部を進みました。
 本紙は、その様子を動画で撮影しました。youtubeを通してテスト配信します。
 今後も随時動画を配信していく予定です。

都大路をきらびやかな山鉾巡行 沿道に18万人

2008年7月17日

祇園祭 京都の夏を彩る祇園祭のハイライト、山鉾巡行が17日行われ、絢爛豪華な懸装品をまとった山鉾32基が河原町通や御池通など京都市内中心部を進みました。沿道には18万人が詰め掛けました。

 交差点で、「エンヤラヤー」の掛け声で鉾が車輪をきしませて90度方向転換する「辻回し」には、詰め掛けた観光客らから「おーっ」と歓声が上がりました。
 今年は祭史上初めて、山鉾の重量測定が実施されました。(写真=河原町御池交差点での長刀鉾の辻回し)

祇園祭、宵山に44万人

2008年7月17日

祇園祭 山鉾巡行(17日)を翌日に控えた16日の宵山。梅雨空けもあり、昨年を上回る44万人が四条通周辺を埋め尽くしました。
 各鉾では、祇園囃子が奏でられるなか「ろうそく一本献じられましょう」「粽どうどす」など、浴衣姿の小学生らのかわいい声が響きました。17日の山鉾巡行で祭りはクライマックスを迎えます。

舞妓さんがお運び 祇園祭で茶会

2008年7月16日

祇園祭献茶祭 祇園祭宵山の16日朝8時半から八坂神社で、祇園献茶祭が行われました。献茶祭後には、一力茶屋と美濃幸、中村楼で茶席が設けられ、表千家14代・而妙斎(じみょうさい)好みの夏の茶会を数百人が楽しみました。

 祇園献茶祭は1951年から表千家と裏千家の両家元が交替で奉仕しているもの。今年は表千家が担当し、門人や祇園祭関係者らが家元のお点前を拝見しました。

 一力茶屋の本席では、而妙斎筆による掛け軸「開径待佳濱」や中川浄益氏の真形釜、永楽善五郎氏の鷺流水絵の水差し、樂吉左衛門氏の茶碗「緑陰」など十職の作品が設えられました。菓子は虎屋の葛焼が出され、艶やかな舞妓さんが点て出しのお茶を席まで運びました(写真)。
参加者らは外の暑さと一変した涼しい室内から庭をめでながら、目と舌で至福のひと時を過しました。

祇園祭、宵々々山に13万人

2008年7月15日

祇園祭 宵々々山を迎えた祇園祭は14日、京都市内中心部の四条通や烏丸通で歩行者天国が始まり、約13万人の人出で埋まりました。
 夕方は強い雨が降り、蒸し暑くなりましたが、色とりどりの浴衣を着た市民や観光客らが山鉾に見入っていました。

祇園祭、長刀鉾稚児社参

2008年7月14日

祇園祭 山鉾巡行で先頭を行き、注連縄を切る長刀鉾(四条通東桐院西入ル)の稚児が13日午前、八坂神社(京都市東山区)で五位少将の位を授かりました。稚児は長刀鉾町から白馬に乗り、2人の禿(かむろ)や町内会役員らとともに同社へ向かいました。
 境内の本殿、舞殿、南楼門周辺は報道・出版関係者やアマチュアカメラマン、祇園町の住民や韓国、フランスなどの外国人観光客であふれていました。
 正午頃の気温は32度を超え、稚児らは額から汗を滴らせながら、本殿を背にしての記念撮影をしました。稚児の岡澤一規くん(9)が暑さにフラつく場面もあり、見物に訪れた人から心配の声が上りました。
 稚児は山鉾巡航まで「神の使い」として扱われ、○女性が作ったものを食べない○地面に足を着けないなどの決まりがあり、強力(ごうりき)と呼ばれる人の肩に担がれ、乗ってきた白馬に移動しました。

美しく縄掛け 伯牙山山建て

2008年7月14日

祇園祭、伯牙山 琴の名人伯牙が友人の死を知り琴の絃を切った故事による伯牙山(綾小路通新町西入ル、京都市中京区矢田町)で、13日午前8時半から山建てが行われました。
 矢田町内に住む人と町内の工務店で働く人など7人が、釘をいっさい使わず貫や縄で組み立てました。
 山の胴体になる柱や筋交などには「東山」「東南」「西山」「西南」などと書かれ、方位によって組み立て方が表されています。父親の代から山建てに携わってきた棟梁の指導で組み立てが始まりましたが、筋交の一部が合わずたちまち立ち往生。棟梁から「文字が全部外を向くように組めってゆうたやないか」と声が飛び、裏表をひっくり返すと柱と筋交が合いました。
 伯牙山建てに25年関わっている大工が、「筋交が交差する部分は両側8回縄ずつ、16回縄を掛けるんやで」と指導。柱と筋交を組み合わせた角を固定し補強するため縄を掛ける作業は、いかに美しくデザインできるかが「腕の見せ所」(同)と話しました。
 縄を掛けた人によって結び方や巻かれた縄の形が異なり、作業した人はそれぞれ見比べていました。
 父親と一緒に山建てに参加した橋本龍さん(19)=学生=は、「祇園祭の裏方にはなかなか関われないと思うので、良い体験です。できるなら今後も関わっていきたいです」と話しました。

綾傘鉾の稚児6人が社参 八坂神社

2008年7月 7日

綾傘鉾稚児社参 綾傘鉾に奉仕する稚児6人と町内役員が7日、八坂神社(京都市東山区)で祇園祭の無事を祈願しました。
 綾傘鉾(綾小路通室町西入ル)は平安時代の風流鉾の姿を残す貴重な鉾で、大きな傘を中心にした棒振りと囃子が特徴です。
 本殿での儀式の終わりに森壽勇宮司(61)が挨拶し、稚児らに「17日は今日よりも暑いと思います。今日よりもっと汗が出ると思います。大丈夫ですか?」と声をかけると、元気に「はい」と答えました。
 稚児を務める大杉和也くん(5)の姉、奈央さん(9)は緊張した稚児姿の弟を見て「よう頑張ったと思う」と笑顔いっぱい。父親の伸治さん(45)は「巡行ではかなりの距離を歩きます。子どもが慣れないことをしているとは思いますが、最後まで歩き切ってほしい」と語りました。

菊水鉾、お囃子練習はじまる!

2008年7月 4日

祗園祭・菊水鉾 コンコンチキチン・コンチキチン……祇園祭で演奏されるお囃子の練習が各山鉾町で始まっています。菊水鉾(きくすいほこ)の囃方(はやしかた)は、2日の午後から町会所(室町通四条上ル)で練習を始めました。
 菊水鉾は菊水鉾町内にある「菊水の井戸」にちなんで鉾頭に金色の菊花をつけ、「菊慈童」の人形を祀ります。
 今年初めて囃方に加わった双子の池内光樹くん(10)と大樹くん(10)は、2人仲良く2日から練習を始めました。互いに浴衣の着付けを手伝いながら、「早くなるところが難しいけど練習は楽しい。知ってる人もいっぱいいて、安心できる場所」「祇園祭ってカッコイイ。両親も頑張れって言ってます」と話しました。
 囃方総括の桜木禎夫さん(63)は、1952(昭和27)年に菊水鉾が再興して以来続けている人から3代目の世代まで「今年は64人が練習に参加する予定」と紹介し、就職で他府県などへ転居して参加できなくなる若者も多いことを懸念しています。

縁結びのお守りづくりはじまる 祇園祭保昌山保存会

2008年7月 3日

祇園祭保昌山 保昌(ほうしょう)山保存会は3日午後1時半から町会所(京都市下京区)で、祇園祭で供する縁結びのお守りや紅梅の花のコラージュなどを作る作業を始めました。
 保昌山は、和泉式部に恋した丹後守平井保昌が御所の紅梅を手折り恋を実らせたことに取材した山で、紅梅の花をモチーフにしています。この恋物語にちなんだ縁結びのお守りは人気があり、今年は4千個準備する予定。
 作業開始に当たり同会会長の出島昭男さんが、「神事でございますので清い心で、心を込めて作りましょう」と挨拶。
 メンバーに加わって3年目の女性は「祇園祭に関わる前は敷居が高いと思っていたけど、みなさん優しく教えてくださいます。和やかに楽しく作業しています」と話しました。
 保昌山は東洞院高辻下ルに建てられます。

鉾の巡行の無事を祈願 2日、山鉾連合会

2008年7月 2日

祇園祭くじ取り式 祇園祭の各山鉾町代表者は2日、山鉾巡行の順番を決めるくじ取り式(京都市役所)後、八坂神社へ参拝し、1ヶ月間にわたる祭礼の無事を祈願しました。
 八坂神社の本殿で行われた儀式では祝詞が唱えられ、貞観11(869)年に全国で流行した疫病を鎮めるため、当時の国の数の鉾66本を立て神輿を送ったとされる祇園祭の成り立ちを述べ、祇園祭に携わる人びとの健康と、京の町に災いがないように祈りました。
 儀式の終わりに、八坂神社の宮司が「今年も山鉾巡行会が盛大に、つつがなくおこなわれますように」と挨拶しました。

祇園祭幕明け、八坂神社で稚児お千度

2008年7月 1日

祇園祭 八坂神社の祭礼、祇園御霊会(祇園祭)が始まりました。今日から7月末まで1カ月間続きます。
 八坂神社(京都市東山区)では午前10時に山鉾巡行で先頭を進む長刀鉾の町内から選ばれた稚児が参拝し、祭礼の無事を祈る儀式を行いました。
 稚児の衣装は今年新調され、水色地に薄い黄色の雲取り模様に宝尽くしの振袖、袴は朱色でした。稚児衣装の友禅染めを担当した色彩師の鎌田義雄さん(60)は「感動しました。長い歴史を持つ祇園祭に関われて大変名誉です」と話しました。


 


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