和束町では、4月から子どもの医療費無償化の高卒までの拡充、小中学校での学校給食と修学旅行費の無償化がスタート。日本共産党の岡本しょうい町議(50)は、町内のお母さんたちと力を合わせ、子育て支援策充実へ奮闘しています。

 「給食費まで無料になってすごく助かる」「町内にもっと子どもが増えてほしい」―岡本町議とともに、町内で署名集めや子育て施策拡充を求めてきたお母さんたちから喜びの声が上がっています。

 子どもの医療費は、高卒まで完全無償化となり、窓口での200円負担もありません。府内では井手町と並び最も充実した制度となります。

 中学校給食と修学旅行費の無償化は、和束町とともに相楽東部広域連合教育委員会に入る笠置町、南山城村も4月から実施。これも伊根町(教材費まで無償化実施)に次ぐ支援策となっています。

 岡本町議は、子育て世代の要望を聞き取り、給食費や医療費の無償化とともに、給付制奨学金制度創設、インフルエンザや予防接種への補助、保育料無償化などを求めて要望署名運動に取り組み、昨年12月に179人分の署名を添えて町長に要望書を提出。議会論戦でも子育て世代の実態を訴え、少子化対策として支援を拡充するよう何度も要求してきました。

 小学生2人と保育園児の3人を育てる上嶋貴子さんは、「いつも岡本さんが子育て世代の思いを議会で発言してくれています。こんなに制度が拡充できて驚いています。本当に助かる」と喜びます。中学生、小学生2人、保育園児と4人を育てている森田恵理子さんは、「給食費は一人毎月約4000円。無償になってすごく助かる。署名を呼びかけてきて良かった」と話します。

■高校通学費の補助実現要求

 岡本町議がさらに求めているのが高校通学費への補助制度。同町から高校へ通うには、バスや電車の通学定期代が年間15万円~29万円(最も近い高校の場合)かかります。通学補助制度実現を求めて、181人が署名に応じ(昨年12月に提出)ました。岡本町議は、「さらに無償化や補助制度を実現して、保育園から高校、大学まで安心して子育てできる町にしていきたい」と話しています。

(写真=お母さんたちと制度拡充を喜び合う岡本町議)

(「週刊京都民報」5月20日付より)