東日本震災支援バザー 「平和バザー&今こそ心一つに東日本大震災支援バザー&戦争展」が27日、伏見区内で開催されました。開始直後から降り出した雨にもかかわらず、大勢の人が訪れ盛況でした。主催は京建労伏見支部で同主婦の会と自治体部が中心になって取り組まれ、今回で17回目。会場は24号線に面した京建労伏見支部事務所です。
 会場には、原爆惨状のパネルや戦中の日も丸寄せ書き、軍人勅語などが真っ先に掲載されている軍人手牒、陸軍師団への入営見送人名控帳や帝国在郷軍人會深草組長の看板、子どもに所持させた教育勅語や軍人勅語、皇歴年表など満載の「学習便覧俊喜の寶庫」の現物などが展示されました。戦後の文部省の「新しい憲法のはなし」や教組女性部が戦争体験をつづった文集などの展示も圧巻です。
 1階駐車場ではバザー用品の販売、かき氷、焼き肉、飲み物店などさまざまな模擬店、大抽選会や野菜市、うたごえンサートに子ども遊びコーナーなどのテントや東北物産展のテントも立ち並び賑わっていました。
 同支部の門川孝嘉(かどかわたかよし)支部長は「今年は平和バザーと東日本大震災の支援バザーと戦争展の3つを柱に取り組みました。そして原発再稼働ノー、集団的自衛権容認決定などホントに安倍さん許されないです。支部も独自に立て看をつくって訴えます。また、バザーの収益金の一部を広島世界大会参加3人に送ります」と決意をのべます。また、世界大会に同支部から参加する代表の一人、牟田部敦子さんは、「4人の孫に囲まれていますが、ほんとこの子たちにいつまでもきれいでクリーンな世の中にしておきたいです。政治家も信頼できひんし、やっぱり自分から動かんとと思いました。大会に行って、これからも孫や子どもたちのために社会で貢献したい」と元気な声が伝わりました。(仲野良典)