原発演説会 脱原発の京都府を作る市民集会が28日、京都市下京区のキャンパスプラザ京都で開かれ、市民ら80人が参加、尾崎知事の実現で脱原発を京都から発信しようと盛り上がりました。“キンカン”行動に参加している有志や市民運動家らを中心にした「世直し府民ネット脱原発グループ」の主催。
 脱原発を求める医師や弁護士、ブロガー、米軍基地撤去を求める運動を呼びかけている市民ら16人が発言。「原発をなくすことは社会的道義の問題であり、核のゴミは将来に負担を負わせる卑きょうな経済政策だ。事故の責任をだれも取らないなんて無責任。もうけるだけもうけて後は知らないというのはあまりにも卑きょうだ。この選挙戦は社会的道義をどう正すかだと思っている」「脱原発を表明したドイツは原発を作っていた企業が現場労働者を1人も解雇せずに、今は廃炉への解体作業専門として奮闘している。日本にもできることだ。京都から脱原発宣言の知事を」「声を上げれば世の中が動くことを“キンカン”行動を通じて体感してきた。積み重ねに確信を持ち、動き始めたら新しい人も変わっていく。あきらめず最後まで声を上げ続けよう」など決意を込めた表明が相次ぎました。
 尾崎知事候補が駆け付け、政策として掲げている「脱原発京都府宣言」を披露。○国に廃炉を求める○関西電力に対して運転停止を含めた「原子力安全協定」の締結を求める○専門家や事業者、府民と協力した再生可能エネルギー政策の立案などを紹介し「原発ゼロ社会の実現の先頭に立つことを宣言し、それを実行したい。その道は京都の経済活性化の道につながる。みなさんの後押しで知事に送り出してほしい」と呼びかけました。