秘密保護法デモ 「やめなはれ! 秘密保護法」――開会した通常国会で秘密保護法を廃止しようと呼びかけるデモが26日行われ、京都市東山区の円山公園から京都市役所まで市民ら160人が行進しました。主催は毎週金曜日の関電前抗議行動に参加している有志らが呼びかけた「秘密保護法に反対する府民有志」。
 出発前の集会では、弁護士や環境NGO団体代表、国会議員ら10人が発言。京都弁護士会で秘密保全法対策本部事務局長の小笠原伸児弁護士が「憲法に反する法律。日弁連をはじめ全国各地の弁護士会で廃止を目指す取り組みが始まっている」と発言。呼びかけ人の村上敏明さんは「戦前の治安維持法だ。子や孫に二度と悲惨な思いをさせたくない。シニア世代よ戦争反対に立ち上がろう」と呼びかけました。
 日本共産党から穀田恵二衆院議員、倉林明子参院議員が参加。倉林議員は、国会開会の24日、3000人が国会を取り囲み、国民の怒りは広がっていると指摘。「私たちは廃止法案を提出します。民主党からも声が聞こえており、廃止という一致点を広げに広げて、多数派を作るために力を尽くす」と訴えました。
 デモには、ドラムや鈴などを鳴らしながらにぎやかにパレード。金より命をアピールしたデコレーションや「海にあやまれ」「自由を奪うな」などと書いた手作りボードを掲げて沿道の市民に訴えました。