母連「赤紙」配り 太平洋戦争開戦72年目の8日、京都母親連会と京都退職教職員の会は四条河原町のマルイ前で、召集令状を印刷した「赤紙」を配り、二度と戦争は繰り返さず、平和な日本を次代に渡そうと呼びかけました。
 同連絡会の衣笠洋子事務局長は「この赤紙1枚で夫や子どもたちが戦争に連れて行かれました。アジアの人たち2000万もの人が犠牲になった戦争の反省からできたのが日本国憲法です。私たち命を生み出す母親は、再び戦争へとつながる秘密保護法は絶対に許しません」と訴えました。退職教員の西條昭男さんらが「民衆の力を侮ってはならない。私たちの強じんな意志はさらに引き継がれ、新しい力、大きな運動へと展開していく。秘密保護法廃案へさらに運動を強めよう」などと呼びかけました。
 赤紙を受け取りじっと見ていた松島幸子さん(77)=大阪市=は「伯父さんが戦死してます。安倍首相のやり方は強引過ぎる。戦争はあかんと声をあげて反対しないかん」と話していました。