米軍基地反対丹後連絡会 日米両政府が京丹後市の航空自衛隊経ヶ岬分屯基地に米軍専用基地(Xバンドレーダー)の設置計画を進めている問題で、同市内の労働組合や市民団体、個人、日本共産党などが「米軍基地建設反対丹後連絡会」(略称・米軍基地反対連絡会)を1日、結成。同日、行われた結成総会には70人が参加し、「自然豊かな丹後に米軍基地はいらない。日本の平和の問題として運動を大きく広げよう」と決意を固め合いました。
 中山市長に対して配備拒否を求めて緊急に申し入れる(2日)とともに、「米軍基地いらない京都府民の会」(準備会)が提起している知事、首相あての計画撤回、反対を求める署名に共同して取り組むことを確認。会長に「平和を考える丹後の会」代表の岩﨑晃氏、副会長に石井内海、三野みつる両氏、事務局長に近江裕之氏をそれぞれ選びました。
 総会で、岩﨑氏は、「丹後には久美浜原発を撤回させた経験がある。仲間を増やし、叡智とエネルギーを結集してたたかおう」とあいさつ。京都平和委員会の戸田昌基理事長が「米国本土防衛と丹後を核戦争戦略の最前線に組み込むことが目的。近畿初の米軍専用基地計画であり、みなさんと力を合わせて撤回に追い込みたい」と連帯の言葉を寄せました。
 京都市内から激励に駆け付けた自由法曹団京都支部事務局長の渡辺輝人弁護士は、「レーダー基地設置は米国軍事戦略に積極的に加担することになる。憲法9条を生かす実践として計画撤回へ共同して取り組みたい」と訴えました。