TPP口丹連絡会 TPP問題を学び合い、日本の交渉参加に反対する世論を高めていこうと11月29日、「TPPストップ口丹連絡会」が発足。代表世話人に森茂・元日吉町森林組合長、秋山和雄・京都府歯科医師保険医協会副理事長、河内玲子・新婦人亀岡支部長、佐々木幸夫・農民連京都府連合会相談役、井尻勇助・農民連口丹ブロック協議会会長を選出しました。
 八木町の勤労者福祉会館で開かれた発足集会には、農民や建設業者ら20人が参加しました。参加組織や体制などを確認し、今後の運動方向や活動を交流しました。
 佐々木世話人は「情勢は緊迫している。今やるべきことをどんどん進めたい。徹底してあきらめさせるまで反対の運動を拡大、強化し、この地域の精いっぱいの力を発揮して行こう」と呼びかけました。
 意見交流では、建設業者や農民から「TPP参加で地元の住宅建設や小学校の耐震工事にまで海外業者が参入し、外国からの労働者が来ることになれば我々は生きていけない。将来に禍根を残さないため、今こそ立ち上がる時だ」「外国の安い米は10キロ400円。とても太刀打ちできない。燃えに燃えてTPP参加を断念させたい」などの決意が語られました。
 集会では「TPP参加は一部の大企業の利益と引き換えに、我が国の食料主権、経済主権を売り渡すものであり、その結果『国のかたち』を大きく変えてしまう」として反対運動を進めよう、とのアピールを採択しました。
 同連絡会はすでに準備会として、11月26日に衆院4区から出馬を表明している8候補に対し、TPP交渉参加への政策について公開質問状を送付し、1日に返答を求めています。