29日、京田辺市議会の本会議において日本共産党などが提案した「大飯原発3・4号機再稼働に抗議し、撤回を求める意見書」が可決されました。
 同意見書は、6月8日の野田首相の大飯原発再稼動の判断を述べた記者会見での発言に対し、「いまだ福島原発事故の原因究明はなされておらず、…国民の命と安全を危険にさらす『安全神話』の復活にほかならない」と批判しています。
 そして京田辺市議会では3月議会で、大飯原発再稼働に慎重な対応を求める意見書を全会一致で可決したことをあげ、「今回の野田首相の判断は、拙速であり、強く抗議するとともに、大飯原発3・4号機の再稼動撤回を強く求める」としています。
 意見書の採択では、日本共産党(5名)、民主党(2名)、無会派議員(3名)が賛成し、反対者と同数になりましたが、議長裁決で可決となりました。 (青木綱次郎)