日本共産党が2月7日発表した「消費税大増税ストップ!社会保障充実、財政危機打開の提言」と同党の志位和夫委員長を迎えて開く「日本と京都の暮らしと経済を語り合う懇談会」(7日13時、ウェスティン都ホテル京都)への各界の期待の声を紹介します。

提言の実現を本気で

 私たちのサービス会は、七条通(七本松~御前通)の約30の商店でつくる組合です。どの店も不景気で利益は大きく減っています。消費税増税になれば、さらに物は売れなくなります。増税には、絶対反対です。
 税率を3%から5%に上げた時、政府は福祉のためなどと言っていましたが、福祉にどれだけ使われたのでしょうか。今度も、「社会保障と税の一体改革」などと言っていますが、社会保障が良くなるとは到底思えません。
 政府の論議は、まず増税ありきです。
 会社でも、店でも赤字なら、社長や店主の給料をカットして、ムダを徹底してなくすことから始めます。ところが、政府は国会議員の給与削減や大もうけしている大企業や富裕層から、税金を取ることなどは考えてもいません。取りやすい庶民からまず税金を取る、こんなやり方に誰が納得できるでしょうか。
 共産党の「提言」は、ムダ遣いをただし、税金を取るべきところからは取るとともに、庶民のふところをあたためて、経済を成長の軌道にのせることを掲げています。もっともな提言です。ぜひ、「提言」の実現を本気でやってほしいと思います。(「週刊しんぶん京都民報」2012年4月1日付掲載)