原発再稼働やめよ 日本共産党の京都など近畿・福井の7府県委員会、国会議員団近畿ブロック事務所、吉井英勝衆院議員らは、11月28日に関西電力本店(大阪市北区)、29日に日本原子力発電所株式会社敦賀地区本部福井県敦賀市)に対し、原発からの撤退や安全対策の抜本強化な どを求めて交渉しました。22日に行った政府交渉に続くものです。  
 同党の要望では、▽原発の再稼働反対、すみやかな撤退▽老朽原発の廃炉▽プルサーマ ル、プルトニウム循環方式からの撤退▽活断層上の原発廃止▽京都など原発の隣接府県と 安全協定を締結すること▽一般家庭に過度な節電を要請しないこと―などを求めました。
 関電との交渉では、原子燃料サイクル部長らが対応し、再稼働問題について「原子力発 電は重要な電源であるのは変わらない。安全確認できたものは再稼働すべきと考えてい る」と回答。吉井議員らは、「福島原発事故の 原因究明は終わっていない。福井でも津波や地震などで事故の可能性はあり、再稼働は中止すべき」と改めて求めました。
 近隣府県との原子力防災協定について、関電側は「周辺地域の皆さんの安全確保のた め、協議をしているところ」と述べ、迫祐仁府議は「事故が起これば京都など隣接府県も大きな被害を受ける。福井県なみの安全協定を結ぶべき」と迫りました。  
 原電との交渉では、敦賀3、4号機の新増設計画の撤回などを強く求めました。  
 関電交渉には、迫府議、石村和子衆院3区国政委員長、清水忠史、堀内照文(近畿) 、藤野保史(北陸信越)各衆院比例候補らが参加しました。