伏見革新懇結成30周年記念講演会・2010年総会 伏見革新懇は19日、伏見区内で「結成30周年記念講演会・2010年総会」を行い70人が参加しました。龍谷大学法科大学院教授の森英樹氏が「憲法の現在―60年安保から50年の時点で」と題して記念講演。「ヨレヨレ菅内閣は“改憲”どころではないのだろうか」と問いかけた森氏は、民主党政権は国民への約束を裏切り、古い自民党政治への後退を続け国民的支持を失っていること、だからこそ、民主、自民の二大政党が一致する9条改憲・壊憲へ突進していく可能性があると指摘しました。
 また改定から50年を迎えた日米安保が、いまや日米同盟の名で地球規模に拡大されるなかで、民主党政権のもとでも軍事費が聖域とされ、毎年4.8兆円の軍事費が無傷で通っている、「軍事費を削って福祉にまわせ」の運動は今こそ必要であり、「平和・民主主義・生活向上」の国民的共同を広げようと呼びかけました。討論では、出羽屋敷・柴田屋敷町、向島ニュータウン、醍醐地域や中小業者など、積極的な活動を進めている伏見の各地域、分野の9条の会の経験交流も行われました。
 この後開かれた伏見革新懇2010年総会では、活動を再開した昨年10月以来の約1年間の活動を総括し2011年の運動方針を採択。51人の世話人を選出しました(S)。