京都府有害鳥獣問題研究会は6日、京都市上京区で「京都の鳥獣問題を考える集い」を開き50人が参加しました。
 京都精華大学の村上興正理学博士がシカの特性と全国的な被害状況や対策について、同志社大学の西邨顕達理学博士がサルなどの被害状況と対策について報告。
 両氏は「少子高齢化し人里に近づきやすくなったことや温暖気候、天敵の不在、ハンター人口の減少と高齢化などで鳥獣は現れている」「ハンターなど、趣味の狩猟と鳥獣駆除は違う。駆除対策員を育てることが必要」など述べました。
 参加者からは、「40頭近いシカの大群が畑に来て荒らす。なんとかしたい」「猟師はシカ、サルに価値を感じないのでボランティアでやっている。猟師に任せず行政として対策をとってほしい」などの意見が出されました。
 (詳しくは「週刊しんぶん京都民報」11月14日付)