「九条の会」向日市連絡会は10月24日、同市民会館ホールで憲法フェスタ2010を行い、憲法学者の高良鉄美・琉球大学大学院法務研究科の研究科長が「沖縄から考える憲法と平和」と題して講演。市民ら200人が参加しました。
 高良氏は1954年、那覇市生まれ。講演では子どもの頃の慰霊祭の思い出や教科書で出会った憲法、沖縄の歴史と現状などを語り、「復帰の時も現在の沖縄の住民主権、基本的人権の尊重を求める後ろ盾となっているのが平和憲法。9条が変われば公然と要塞化される」と訴えました。そして、憲法9条は「国民の恐怖と欠乏からか免れ平和のうちに生存する権利を守るだけでなく本土の沖縄化を守る」と述べました。
 参加者から「沖縄知事選挙で何かできることがありますか」との声が出されたほか、会場で集めた沖縄連帯の寄せ書きが高良氏に送られました。
 講演に先立ち、三線とエイサーが披露されました。(堀井輝夫)