韓国併合100年を考えるつどい 「植民地支配の完全な清算と歴史認識の共有をめざす、『併合』100年日本委員会」の呼びかけに応えた「京都の会、結成のつどい」が、2月28日、下京区の京都市ひとまち交流館で行われ、約240人が参加しました。
 元朝日新聞ソウル支局長、波佐場清さんが「現代韓国の誕生を見る─元ソウル駐在記者として」と題して講演。100年間の近現代史をひもときながら、戦後の歴史と87年民主化闘争後の現代について語りました。日本帝国主義の朝鮮強奪からアジア侵略、第2次世界大戦へと「狂った35年」の本質とともに、 韓国では日本で報道されない多くの民主化闘争が繰り広げられていることも指摘。「併合」100年の今年、二度と誤った歴史を繰り返さず日・朝・韓の友好で新しい歴史を開こうと呼びかけました。
 歌手のケイ・シュガーさんが熱唱、参加者に深い感銘を与えました。
 参加者からは「日本の安保闘争を思い出した。青年が歴史を切りひらく先頭に立っていた姿に感動した」(69歳男性) 、「現在韓国のドラマ、映画、冬季オリンピックでの活躍など、国民の変革へのエネルギーに感動し、私たちも負けていられないと思った」(63歳女性)などの感想が寄せられました。「京都の会」は、8月の戦争展への参加、秋には、第2弾のつどいを予定しています。(大橋満)