南地域個人加盟労働組合「ユニオン南の風」は10日、京都市南区で、首都圏青年ユニオンの河添誠書記長を招いた学習交流会「クミアイって何?」を開催し、34人が参加しました。
 河添氏は「『派遣切り』『非正規切り』から見えてくるもの」と題して講演。昨年末に東京都内で生まれた「派遣村」の様子や、仕事と家を失ってネットカフェを渡り歩いていく若者など、多くの人が貧困に苦しむ実態を詳しく語りました。
 首都圏青年ユニオンが取り組んだ、「すき家」アルバイト店員のサービス残業代などを求めるたたかいや、飲食業のアルバイト店員の団体交渉の様子をビデオなどで紹介。同ユニオンで行っている組合員参加型での団体交渉や労働基準監督署への申告行動などの取り組みを報告し、「労働者が労働組合に入ってたたかえば、多くの場合何らかの解決することができます。多くの組合員に定着してもらう努力をしながら組合を広げています。労働者同士が助けあえ、不当な企業を許さない社会をつくっていかなければなりません。日本そのものを、やさしい社会に変えていきたい」と語りました。