京都平和遺族会(「平和を願い戦争に反対する京都戦没者遺族の会」・須永安郎代表世話人)は12日、衆院で憲法審査会規程の採決を強行(11日)した自民・公明両党に抗議する声明を発表しました。
 声明では、国民が改憲を望んでいない下で、憲法改定の原案を審議できる憲法審査会など全く必要ないと指摘し、憲法審査会規程の撤回・廃案と改憲手続きのための国民投票法の廃止を要求しています。
 また、国際紛争の平和的解決に憲法9条を生かすことをはじめ、派遣切りなど深刻な貧困と格差社会の中で生存権を保障する第25条など「憲法を守り生かすことこそ重要」になっていると強調。総選挙で、自民、民主両党が改憲を競い合うことにならないよう、国民世論を広げ、改憲勢力を追いつめるために奮闘する決意を表明しています。