「棄兵・棄民による国家賠償を勝ち取る会」は、京都市内で開いた「シベリア抑留展」(9日まで開催)で、棄兵棄民政策をとった日本政府に抑留の責任を求めた国家賠償訴訟の支援を訴えました。
  同「会」の林明治代表は、遺骨収集作業の写真パネルや強制労働で使用した道具、日本政府が棄兵と棄民方針を決定した裁判証拠の資料などの展示物を紹介しながら、「抑留中に亡くなった者の遺骨をいまだに政府は放置している。酷寒・飢餓・重労働の三重苦に加え、今も続く無念さを知ってほしい」と話し、原告の1人、照屋林昇さんは、「戦争で我々のような経験を2度とすることがないよう、平和の礎をつくるために起した裁判の公正な判決を求める署名に協力してほしい」と呼びかけました。