安倍政権が集団的自衛権の行使容認の閣議決定を今国会中に狙っていることに対し、宇治山宣会(薮田秀雄会長)は17日、抗議文を安倍首相に送付しました。
 抗議文は、集団的自衛権の行使が「アメリカが引き起こす戦争のために日本の若者の血を流させ、他国民を殺めるもの」だと指摘。13日に高村自民党副総裁が示した「武力行使3要件」についても、「『限定』などではなく、時の政権の好き勝手な判断で武力行使ができる」と批判し、「(集団的自衛権行使できないとしてきた)憲法解釈を覆し、『海外で戦争する国』に変える暴挙を、国民多数の批判や不安に耳を傾けず、まともな国会審議もなしに、密室の与党協議だけで、一内閣の判断で強行するなど断じて許されるものではない」と閣議決定の断念を求めています。