ロックアクション 昨年12月6日に圧倒的多数の国民の反対の中で強行された秘密保護法に対し、廃止を求めて毎月6の日に市民運動が展開されています。6日、多くの参拝者や観光客が訪れる伏見稲荷大社の表参道では「ロックアクションin伏見 秘密保護法廃止6の日行動」が32人の参加者で取り組まれました。
 同神社には海外からの観光客もたくさん訪れているので、日本語、英語、中国語、ハングルと4カ国語の「秘密保護法廃止」横断幕を作成してアピール。10人の各界からのスピーチが参拝客の注目を集めていました。また、オリジナルポスターやプラカードにカラーカードなど多彩な取り組みがチラシもほとんどの人が受け取るなど小一時間ではありましたが効果抜群の訴えになりました。
 桃山ピースアクションの汐崎啓子さんがリレートークの司会を進行。青年の佐藤大介さんが自ら作詞、作曲した新曲『声を束ねて』をギター伴奏で披露。「さあ、ともに声をあげよう 沈黙は同意とみなされる さあ ともに手を繋ごう その手と手で変えていこう」と歌声を響かせました。 
 桃山ピースアクションの佐々木真紀さんらはオカリナで多くの歌手にカバーされている『童神』という曲を美しく奏でました。そして「戦争準備である特定秘密保護法や集団的自衛権行使に反対の声をあげること、署名すること。私たちのスピーチをお聴き下さい。資料に目を通してください。廃止の署名に、私たちのくらし、子どもたちの未来を守りましょう」との訴えに大きな拍手が贈られました。
 地元の元小学校教員の手塚良子さんは「今日は、私たち京都に住む者にとって大変大事な知事を決める投票日。府民にとってどの様な京都を作って欲しいのか主張し、その思いに耳を傾けて府政をしてくれる人を選ぶ権利のある日です」と暮らしと平和について訴えました。さらに 「私の子どもの頃、日本は戦争する国でした。国民は真実を何も知らされず、政府のいうがままに、生活のすべてがほしがりません勝つまではと我慢させられ、男は戦地へ、女・子どもは空襲に逃げまどい、敗戦。いつも放送は戦果ばかり、負け戦は一切国民に知らされない時代でした。秘密保護法はそんな時代の再到来です」と暴走する安倍政権にストップをかけようと呼びかけました。
 伏見人形研究者の村上敏明さんは稲荷大社の戦中の役割と未来への願いを訴え。全文英語でスピーチし英文のチラシも配布した岩佐英夫弁護士、創作紙芝居で訴えた新婦人の秋山啓子さん、広島長崎に投下された原爆や福島事故など核エネルギー・医療などと機密法との側面から危険性を訴えた医師の三宅成恒さん、そして劇団京芸俳優の藤沢薫さん、さらに青年の飛び入りスピーチもあるなど多彩な分野からのスピーチがあり、参拝者や観光客も立ち止まって熱心に聴き入り賛同の拍手が贈られていました。(仲野良典)