「秘密保護法案」が衆院本会議に審議入り(7日)したことを受け、宇治山宣会(薮田秀雄会長)は8日、安倍首相に対して同法案に断固反対し廃案を求めるとした声明を提出しました。
 声明文は同法案について、「国民の言論・表現・報道の自由、『知る権利』を根本から蹂躙(じゅうりん)するものと」と指摘。さらに、政府にとって都合の悪い情報を国民の目から隠すことが可能であることや、何が「特定秘密」になるかも秘密とすることが可能など、同法案の問題点・危険性を述べて、「アメリカと軍事戦略・情報を共有する『受け皿』となる国家安全保障会議設置法案を合わせて、今国会での成立が狙われており、集団的自衛権の行使を可能にするための法案であり、憲法の平和主義に反することは明らか」と批判し、廃案を求めています。