ふしみ原発ゼロパレード 「ふしみ原発ゼロパレードの会」は12日昼、京都市伏見区内の大手筋商店街などを「原発なくそう」「汚染水海に流すな」などとアピールしながら行進しました。
 ハロウィンの扮装をした人など市民ら約60人が参加。「再稼働反対」などのコールとともに、「となりのトトロ」主題歌の「さんぽ」を替え歌にし、“楽器隊”の演奏で「危険な原発さようなら、世界中からさようなら」と歌声を響かせました。沿道からは、激励の拍手や声援を送る商店主もありました。
 出発前のアピールタイムで日本共産党の石村和子京都3区国政委員長は、福島第一原発の汚染水問題が議論された参院経済産業委員会を傍聴したことを報告し、「国も東電も原子力規制委員会も、“海に流さない”と明言しない姿勢は同じだった。汚染水を海に流すな、ということを訴えたい」と呼びかけました。
 金管楽器のユーフォニアムを演奏しながら行進した山本恵理子さん(30)は、「誰もが楽しく参加できるよう工夫しているこのパレードのように、政治が自分たちの生活に密接に関わっているものだと知ってもらうことが原発をなくす力にもなると思う」と話していました。