青年の暮らし守れデモ行進 自民党政権の労働規制緩和、生活保護基準引き下げ、消費税増税、TPP参加などの動きに対し、青年の人間らしい暮らしを守ろうと訴えるデモ行進が29日、京都市内で行われました。京都青年大集会実行委員会の主催で、青年30人が参加しました。
 同実行委員会は、10月6日に京都青年大集会(仮)を開催する予定です。
 デモは、京都市役所前(中京区)から四条烏丸(下京区)まで行進。「『奨学金返済』などの上にさらに『消費税』という重い負担」を表現したデコレーションを先頭に青年らは、ジャンベなどの打楽器のリズムに合わせて、「TPPに参加するな」「奨学金は返せない」などとアピールしました。
 4月から障害者福祉施設で働く女性(22)は、「大学で借りた奨学金が200万円も残っており、これからの返済を考えると気が重い」と語りました。地方公務員の男性(29)は、「アベノミクス」について、大企業支援ばかりで地域経済にまで景気回復が及ばないと指摘し、「安倍内閣は公務員の賃下げを主張している。それで地域経済が回復するならいいけど、全くそうではない」と話していました。