都をどり 第141回となる今年の都をどりの演目が決まり、14日記者発表されました。祇園甲部の芸舞妓91人があでやかな衣装と華やかな踊りで春の京都を演出します。4月1日~30日、京都市東山区の祇園甲部歌舞練場で行われます。
 演目は、巳年にちなんだ物語から、井手町の蟹満寺に伝わる蟹と大蛇の話と安珍・清姫伝説(道成寺)を取り上げるほか、春の随心院の梅と通小町小野草紙、秋の東福寺の紅葉、冬は雪の里山の風情に鶴の恩返しなど四季の物語8景を展開します。
 会見では、初舞台となる舞妓の恵里葉さん(17)、市十美さん(17)、佳つ江さん(17)、知余子さん(17)がそろってあいさつし、「あこがれてた舞台に立てることがうれしゅおす。緊張しますが大きい姉さんに手を引っ張ってもろうてきばります。どうぞきておくれやす」などと話しました。
 今年は20日から大丸京都店で、都をどりの歴代ポスターや総踊りの衣装や帯が展示されます。また、過去の衣装を使った手提げバッグや扇子、がま口などの和小物も販売されます。
 都をどりの入場料金は、指定席4500円(茶券付)、4000円、自由席2000円。予約申し込みは歌舞練場TEL075・541・3391/FAX075・525・3105。