宇治、城陽両市と久御山町の住民らでつくる「宇治・城陽・久御山脱原発ウォーク」実行委員会は2日、野田佳彦首相と関西電力に関西電力大飯原発(福井県おおい町)を再稼働しないことを求める要請書を提出しました。また4日には宇治、城陽、久御山の各首長にも再稼働反対の表明をするよう申し入れました。
 要請書の提出と申し入れは同実行委員会のほか、原発なくそう宇治の会、原発ゼロをめざす城陽の会、久御山憲法9条を守る会も加わっています。
 要請では、住民の飲用水をまかなっている琵琶湖が原発から30キロしか離れていないもと、事故時の放射能被害予測や住民避難計画がなく、また原子力規制機関も未確立では再稼働をすべきでないと批判。「後世にツケをまわす前途が暗闇のエネルギーから光り輝く再生可能エネルギーへの切り替えを決断すべき」と訴えています。