共産党が緊急宣伝 野田政権が大飯原発の再稼働へ“前のめり”となる中、日本共産党京都府委員会(渡辺和俊委員長)と同党府議団(前窪義由紀団長、11人)、同党京都市議団(山中渡団長、15人)は11日、四条河原町で緊急宣伝し、原発撤退署名を呼びかけながら「若狭原発群に隣接する京都から『再稼働ノー』の声を上げよう」と呼びかけました。
 光永敦彦府議は、「反対世論が大勢にもかかわらず、再稼働に躍起になる野田政権はまさしく電力会社や財界の代弁者。国民の命や安全をないがしろにした再稼働は許さない」と力を込め、倉林明子京市議は、「若狭原発群から60キロの京都市こそ、再稼働反対へ積極的に声を上げるべき」と訴え。かみじょう亮一・衆院京都6区候補(党府委「原発ゼロ」対策本部員)は、「政府や電力会社は『原発を止めたら電力不足になる』『電力の3分の1は原発』と喧伝してきたが、今日本で稼働している原発は1基だけ。再稼働止めるために全力あげます」と強調しました。
 宣伝を聞いていた男性(36)は、「福島事故で原子炉がメルトダウンするという弱点が明らかになった以上、地震や津波だけでなくテロも考えれば原発はもう止めるしかないと思う」と話していました。