原発ゼロアクションⅰn舞鶴 東日本大震災と原発事故から1年の11日、福井県に隣接し、高浜原発から約10キロの舞鶴市内で「原発なくそう」と訴える「原発ゼロアクションⅰn舞鶴」が行われ、府北部各地から1200人が参加しました。
 呼びかけ人の吉本晴樹弁護士があいさつ。同市内で先月、原発事故を想定した避難訓練が行われたことに触れ、「危険ならば原発をとめるべきだ。今日集まったみなさん一人ひとりのやり方で、訴えていこう」と呼びかけました。
 綾部市内で放射能汚染された食材から子どもを守ろうと活動する柳田こず江さん、京都の原発防災を考える会代表の舞田宗孝さん、久美浜町(現、京丹後市)の原発建設反対をたたかった岡下宗男さん、兵庫県北部の但馬地域で同じく原発建設反対をたたかった谷口真治さんらが発言しました。
 参加者らは黙とう後、東舞鶴駅まで3コースに別れてデモ行進し、「原発なくせ」「再稼働は許さない」とアピールしました。
 福知山市内から参加した女性(23)は、「関電の原発がすべて止まっている今、電力はまったく困っていない。原発はいらないとはっきりしている」と訴えていました。また、舞鶴市内から初めてデモに参加し、妻と2児と歩いたという男性(33)は、「止まっているからといって、安全とは限らない。放射能廃棄物の処理まで行ってほしい。再稼働なんてありえない」と話していました。