京都市北区の住民でつくる「環境・ごみ・くらしを考える・地域の環境をよくする会」(世話人 西本光男)は5月28日、京都市北区の西賀茂会館で元府立朱雀高校理科教諭の市川章人氏(京都大学卒 原子物理学専攻)を講師に招き「知りたい、聞きたい、原発問題」をテーマに学習会を行い、住民ら45人が参加しました。
 市川氏は、放射能や放射線の基礎的な知識を分かりやすく説明し、原発事故の問題点の経過と今後の対応などについてのべました。東京電力が地域住民や国民に真実を隠蔽し、被害を拡大させたと指摘。安全神話の恐ろしさやもうけ第一主義の企業実態、政府の監視体制の貧弱さを資料を使って暴露しました。また、「原発から再生可能エネルギーへの転換が必要」と今後の自然エネルギー政策についても言及しました。
 同会の西本氏は、「参加者には初めて見る顔もあり、関心の高さに驚いた。これからも原発に関する学習会を続けたい」と話しています。
 日本共産党の玉本なるみ京都市議も参加し、被災地を訪問した様子を報告。浜田良之府議が日米原子力協定について語りました。(N)