年金者組合伏見支部料理教室 長雨が晴れ上がった13日、年金者組合伏見支部は、京都市伏見区深草にある京エコセンターの厨房室を会場に恒例の料理教室を開催しました。今回の食材は旬のタケノコをたっぷり使った料理で鋳込み(いこみ)豆腐・タケノコご飯・タケノコのお吸い物の三点セット。調理の指導は京都民医連中央病院の元厨房長の人見満さんです。
 参加者は28人。3班に分かれ、最初に調理法の説明があっていざ開始。きちんと調理分担を分けた班、料理得意の女性がリードする班などお互いに協力して下ごしらえから配膳まで行いました。
 年輩の女性はそれぞれが家庭での調理の伝統があって、「そこはこう切るの」、「お醤油と砂糖はこれぐらいが良いのかね」など交流しながらにぎやかです。タケノコは呉竹と言われるほど竹やタケノコが有名な地元産が前日から準備されていました。
 いよいよ出来上がって、各9人の班員分が均等に盛りつけられて試食テーブルに並べられました。デザートに、前回好評だったイチゴ大福も作って配膳。お腹もへって、舌もとろけそうな鋳込み豆腐やほのかに香るタケノコご飯を前に、一同「いただきます」。「この少し堅めのご飯が美味しい」、「高野豆腐にいろいろ詰めての鋳込み豆腐、結構いけるね」などと言いながら、みなさんタケノコ三昧でご満喫。
 自己紹介では、「初めて参加しました。一人では味わえない料理をおいしくいただきました」とにこにこ顔の女性、「2カ月に一度ぐらいしてほしい」と男性からの要望、メーデーの日に入会した女性は「まだ若いですが、とても良いですね。こんなんだったらまた来たい」、「東日本大災害地の人たちに食べてもらいたいですね」などの感想が出されました。
 人見さんの講評では「鋳込み豆腐のお汁が残っているのがいいんですよ。お汁まで全部食べるとどうしても過剰な塩を摂ることになってよくないんです。だから病院では患者さんには汁なしでだします」と食べるときの注意もありました。(仲野良典)