農民組合京都府連合会定期大会 農民組合京都府連合会(安田豊委員長)は6日、綾部市内で第47回定期大会を開き、TPP(環太平洋戦略的連携協定)参加を阻止し、農業再生の核となる農民連をつくろう―とする大会方針を採択しました。
 安田委員長はあいさつで、「TPP反対で、農協などの団体とかつてない協同の取り組みが広がっている。菅政権の企みを阻止し、農民連を大きくする1年にしよう」と呼びかけました。
 来ひんとして、日本共産党の吉田さゆみ京都5区代表、新婦人の森下総子会長、京都総評の梶川憲事務局長があいさつ。
 吉田氏は、府北部の自治体幹部や大農家らと対話し、TPP反対の輪がひろがっているとのべ、「いっせい地方選で躍進し、日本のあり方を崩すTPPをいっしょに阻止したい」と訴えました。
 森下氏はTPPについて、新婦人が学習会を重ねていると報告。「私たちも学ぶほどおかしいと感じている。農民と国民を分断するマスコミ報道などに負けないよう、運動を広げたい」と述べました。
 梶川氏は、TPPが農業だけでなく医療や雇用もつぶすと指摘。「府民的な運動で阻止しよう」と3月6日の府民大集会(円山音楽堂)への参加を呼びかけました。
 選出された役員は次の通り。
 委員長=安田豊▽副委員長=上原実、上柿直一、福井愿則、松村統克▽書記長=安田政教▽書記次長=民谷清治(いずれも再)。