韓国併合朗読音楽会 「韓国併合」条約公布から100年目の29日、戦前に日韓の友好の架け橋になろうとした両国の人たちをしのぶ朗読音楽会「わたしの歌を、あなたに」が、宇治市の生涯学習センターで開かれ、160人が参加しました。
 市民団体「尹東柱(ユンドンジュ)記念碑建立委員会」が、日韓の歴史を見つめ直してもらおうと主催したものです。
 朗読音楽会では、日本民芸運動の創始者、柳宗悦と妻でアルト歌手の柳兼子が1920年、日本政府の植民地支配で疲弊した朝鮮の人々を激励しようと開いた独唱会を再現しました。
 オペラ歌手の児玉祐子さんと劇団京芸の小池貴史さんが柳夫妻役を演じ、児玉さんは、ビゼーの「カルメン」の中から自由を謳歌する歌曲「ハバネラ」などを披露。小池さんは、日本の朝鮮支配を告発した宗悦の論文『朝鮮人を想う』などを朗読しました。