藍友禅橋詰清貫の世界 成宮まり子参院京都選挙区候補は14日、浜田よしゆき衆院6区候補、帆足慶子宇治市議とともに、東寺の食堂(じきどう)で開催中の「藍友禅 橋詰清貫の世界」を鑑賞し、橋詰清貫氏と懇談しました。
 橋詰氏は、優雅な模様が特徴的な京友禅と、深い藍の色が印象的な藍染めを融合させた新しい技法である「京藍友禅」を19年前に生み出した職人です。宇治市木幡南山の自宅の工房で作品をつくり、公開しています。昨年から東寺の食堂で「やすらぎの空間」と題する個展を開催しており、今年が2回目です。
 成宮氏らは、深い藍色をバックに緻密(ちみつ)な模様が描かれた、振り袖、屏風、タペストリーなどの作品に圧倒されながら、橋詰氏から説明を受けました。
 橋詰氏は、「染め物は化学染料を使うので、それを垂れ流せば水質汚染を生み出す。藍を原料にすることで環境を守ることにもなる」「私は芸術家でなく工芸家だと思っている。くらしに密着した、やすらぎの空間づくりをめざしている」と、作品にこめた思いを語りました。
 日本共産党に対しては、「ほかの党はぶれまくっているなかで、あなたがたの党はまったくぶれていないのだから、もっと表に出るようにしてください」と激励しました。また、芸大出身で夫が陶芸家の成宮氏に対し、「文化のことがわかる人に頑張ってもらいたい。頑張ってください」と語りました。