京都ハイクファミリー 新日本スポーツ連盟京都ハイクファミリーは9日、例会『魚谷山から貴船山』を行い23人が参加しました。
 出町柳8時10分発「雲ケ畑・岩屋橋」行きのバスに乗車、出合橋で下車して魚谷山をめざしました。今回は新緑とクリンソウを求めての山行きです。松尾橋分岐の手前あたりから谷川にクリンソウが一輪、二輪と咲き始めているのを見つけて期待が膨らみます。11時25分に魚谷山(816.2メートル)に到着し、一同三角点を囲んで一休み。急な坂を下って柳谷峠に着き、ここで昼食。思い思いの弁当を広げて語り合うのも山の楽しみのひとつです。
 昼食後、細谷を下り、この谷はクリンソウの自生地で山道まで這い出ていたりします。群生地では赤紫の花をいっぱい咲かせて、私たちを迎えてくれました。
 今西錦司博士のレリーフの向かいの山手には、ヤマシャクヤク(日本の山地に野生する絶滅危惧種)が白い可憐な花を咲かせています。
 林道にでて直谷を下っていくと雪山賛歌の作詞者西堀英三郎等がつどった麗杉荘があり、今も健在で使われています。樋ノ水分岐より貴船山を目指して急な樋ノ水谷を登ると、この谷にもクリンソウが咲いていて、疲れを癒してくれます。樋ノ水峠から急な坂を登りきると貴船山の頂上(699.8メートル)に15時50分到着。二ノ瀬ユリを通って、夜泣き峠から叡山電鉄二ノ瀬駅に16時35分全員無事下山しました。
 今回の山は、クリンソウ、ミツバツツジ、ヤマブキ、ヤマシャクヤク等々に出会えた目の保養をした山行でした。(佐久間)