民青同盟で一緒に活動 杉島 弘さん

 成宮さんのことはまりちゃんと呼ぶ仲。僕は京都嵯峨芸術大学(京都市右京区)で、まりちゃんと同じく芸術家を志しながら民青同盟の西地区委員会で活動していました。
 1997年、成宮さんは、女性として初の民青同盟京都府委員会の委員長に就任しました。
 西地区委員会で活動していた時のこと。成宮さんは「資本論」や「フォイエルバッハ論」など、難しい科学的社会主義の古典を次々と読み学ぶ努力をしていました。僕らは活動がうまくいかなかったり、悩んだり、自信をなくすことがよくありました。そんなとき、成宮さんは「あきらめずにがんばろう。必ず前進できる。どんな困難でも打開できる」と周囲を励ましました。学習を通じて進むべき道の正しさに確信を持っていったんですね。だからこそ、青年の心強いリーダーとして民青同盟府委員長に選ばれたんだと思います。
 大学院の修了時には、日本が行った戦争の侵略性を告発した作品を制作し、(山口)華楊賞を受賞しました。つねに平和と向き合いながら、活動も創作も一切手を抜かずに探究していたと思います。その探究心は学習する時の力にもなっていたのでしょう。
 今度こそ参院議員になってほしい。そして、芸術大学出身の人間として文化を守り、持ち前の探究心を発揮して政治に取り組んでほしいですね。