失業した人、住居がない人のための生活・労働相談や食事の支援をする「春よ来い!なんでも“連帯ひろば”」が11日、京都民医連の九条診療所(南区)と川端診療所(左京区)で行われ、ホームレスら104人に温かい食事や衣類が提供されました。
 主催は、京都総評、民医連、京都市職労、京都社保協、新婦人でつくる同実行委員会です。1月12日に行なった同様の支援に次ぐ企画で、前回の3倍にあたる300人がボランテイアとして参加しました。相談員の医師や弁護士らが37人の相談にのりました。
 川端診療所に来たホームレスの男性(49)は、炊き出しの牛丼や豚汁、おでんを食べて「4日間まともな食事をしていなかった。今日は生き返った」と笑みを浮かべました。この男性は1月に名古屋で派遣社員として建設関係の仕事をすることになりましたが、1日働いただけでクビになりました。「トヨタがだめになってほかの仕事にも影響が出ている。こんな支援は助かります」と話し、持ち帰り用に用意されたおにぎりやゆで卵、リンゴ、携帯カイロ、テレフォンカードなどを手提げ袋の中にしまいました。
 九条診療所には、日本共産党のこくた恵二衆院議員・国対委員長が激励に訪れました。
 実行委員会では、3月にも同様の催しを予定しています。