厚労省が4月から行っている原爆症認定の新基準による審査で13日、京都の故大坪昭さん(当時76歳)=南区=が原爆症と認定されました。新基準による認定は京都では初めて。
 大坪さんは、04年5月に認定申請を行い、却下通知が届く前の同年9月に亡くなりました。「このままでは無念」と、妻の郁子さん(76)と息子が遺志を継ぎ、06年7月に国に却下処分取り消しを求める集団訴訟に加わり係争中です。
 郁子さんは、「認定はうれしい。裁判で原告が全員認定されるまで、がんばります」と話していました。