京都市教職員組合協議会と京都市立高等学校教職員、京都市教職員の両組合は23日、京都市教委にたいし、京都府・市両教委が決定した「京都市・乙訓地域公立高校入学者選抜の『改善』(最終決定)」の撤回と再検討を求める要請を行ないました。
 要請文は、両教委が決めた「改善」の具体策は、各中学校や高校で一切父母に説明会を開かず、教職員にも意見を聞かないまま決定したと指摘。南北2通学圏にすることは、「専門学科」設置校の配置の片寄りから新たな格差が生じること、入試制度の変更は、両通学圏から行ける希望枠を拡大する一方、近くの学校に行ける総合選抜枠を縮小する方向になっている点で、公立高校間の競争と格差を拡大させ、序列化を加速させると指摘しています。