ロシア海軍の大型対潜艦「アドミラル・パンテレーフ」をはじめとする艦艇4隻が10月2日に舞鶴港に「捜索・救難共同訓練」の目的で入港します。海上自衛隊と共同訓練することもいわれており、原水爆禁止舞鶴協議会、舞鶴平和委員会などは29日、山田啓二京都府知事に対し、外国軍艦の入港を拒否するよう求める要請書を舞鶴港湾事務所に手渡しました。
 要請書では、舞鶴港が約50年前に市民投票によって圧倒的多数が軍事基地でなく平和産業都市としての発展を求めた港であると指摘。遭難・救助の訓練とはいえ、軍事訓練の一環と考えられ、歓迎はできないとしています。
 要望内容は次の通り。▽平和な貿易・産業の港として外国軍艦の入港を拒否し、貿易や友好の船が大いに入るようにしてほしい▽核保有国であるロシアが核兵器を積載していないとの保証がない限り入港をさせないでほしい。
 対応した同事務所所長は「要望は伝える」とのべました。