京童 十七文字のうた

紙みたいな松茸だった土瓶蒸し

紙みたいな松茸だった土瓶蒸し
 秋の味覚松茸、焼き松茸は口に入らず庶民もせめて食いたい土瓶蒸しである。土瓶の中には銀杏や海老、魚、鳥、三つ葉に混じり紙みたいな松茸が申し訳にある。酢橘(すだち)をギュッと絞り松茸を賞味します。
「豊中川柳」11月号より
2009年12月 5日 10:00 |コメント0
選者:八木勲 プロフィール
1939年、京都市生まれ。61年、同志社大学卒業後、広告会社に勤務。川柳を各紙に投稿し、98年、「今ワシは何党かねと秘書に聞き」の作品で「毎日新聞万能川柳年間大賞特別賞」を受賞。03年には「週間しんぶん京都民報」にエッセイ「川柳世相つれづれを」連載。著書に「一駅一章 世相あれこれ五七五」(新葉館出版)。「川柳瓦版の会」同人、「京都番傘」同人。08年から「週間しんぶん京都民報」の読者の文芸の選者を務める。
八木 勲の世界 「世相あれこれ五七五」川柳&冠句

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