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おでかけレポート

インドネシア更紗展とお茶でほっこり

9月6日、泉商店さんでの第6回目の着付け教室とおでかけ企画を開催しました

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みなさん様々なお召し物で

 夏の名残りをとどめる日差しのなか時折雨がぱらつく6日、第6回目着付け教室を開催しました。最終レッスンとなる今回は、袋帯をつかって二重太鼓の結び方です。
 一重太鼓とはまた違う結び方にとまどいつつも、月子先生のポイントを押さえたご指導のもと、皆さんすっきり美しく着付けられました。

話題をさらったパンダ!!

 着付け教室の後は、左京区岡崎の細見美術館へ。
 “衣更え”の端境期、9月の1週目ということで、皆さんのお召し物は夏の薄物の方、単衣の方と、入り混じってのおでかけとなりました。

かわいいナデシコ柄

 10数年前に誂えたまま袖を通さず、今回が初おろしという水色の薄物を召したNさん。ナデシコの花をあしらった卵色の絽は、妹さんの夏着物一式を借りてこられたHさん。縞を笹に見立ててパンダのアップリケを配したユニークな着物で話題をさらったS子さん。黒地に霰文を散らした絽の小紋に鳥の子色の袋帯をすっきりとお召しのAさん。着付師範の月子先生とH先生は単衣でのご参加と、皆さまざまでした。

古香庵

古香庵にて、お茶でほっこり

 美術館の展示は「インドネシア更紗」。更紗は、着物の染色技法としてもおなじみのロウケツ染め。草花や鳥、動物を題材に、押さえた色目で細かい連続模様を表すのが特徴です。
 王族、貴族のために制作されていたインドネシア王宮の禁制文様は、ガルーダやナーガなど神話をモチーフとしたもの。時代とともに入ってきたヨーロッパの現代的な文様は、ブーケタンに代表される花更紗。「インドネシア(島インド)」という名が示すとおり、1万7000以上の島々で構成されるインドネシアならではの、各島々ごとに異なる特色ある文様、なかでも農民が創作した更紗には、田で農作業する人々や牛や鶏などの家畜が描かれ、温かくなつかしい雰囲気。さまざまに、異国情緒あふれる文様の約200点が展示されています。
 そのほか、インドネシアにあった日本人の店の資料や、和服用の反物に染められた着物地など、珍しい展示も。「この柄、帯によさそう!」、「これ着てみたいわ~」などなど、着物好きな方々らしい感想を交えつつ、その美しさにしばし見とれてしまいました。

 その後は、3階の展望茶室「古香庵」でお茶をいただきました。お軸やお道具類がきちんと設えられた広間のお茶室で、主菓子のほか白玉や氷などの喫茶メニューをいただけます。もちろんすべてお抹茶つき。
 東山連邦の緑を眺めながら、吹き渡る心地よい風にほっこり…。夏の名残を堪能した今回の着物クラブでした。

コメント

こんにちは。
先日はお世話になりました~。
心配していたお天気も崩れることなく、気持ち良い日でしたね!
細見美術館は初めてうかがったのですが、なかなか面白いところですね。学芸員さんからご説明いただいたり、バックヤードのエレベーターを使っての移動(w など、個人で行くのとはちょっと違った経験ができて、得した気分でした♪
着物クラブさんで手配したおかげですね。ありがとうございました。
とうとう最後の着付け教室になりました。いろいろと着付けのコツをうかがって、また着物を着るのが楽しくなりそうです。お世話になった先生方、ありがとうございました。
お稽古は終了しましたが、これからも楽しいイベントをお願いします。
ではでは